「パレイド」リリースイベント アニメイト回レポ

「パレイド」リリースイベントポスター

「パレイド」リリースイベントポスター

7月18日にアニメイト池袋本店で行われた夏川椎菜さんの3rdシングル「パレイド」リリースイベントのレポートです。

開演・挨拶

開演前のアナウンス「たった今入ったニュースです。夏川椎菜さんの3rdシングル"パレイド"が、自身最高ポイントのオリコンデイリー8位でした!」

快報で始まったリリースイベント。盛大な拍手で迎えられる夏川さん。

「皆さんこんばんは!夏川椎菜です!」

挨拶と同時に、被っていたパンダのハットを落とす夏川さん。茶目っ気満点です。

「平日にも関わらず私のために来てくださってありがとうございます!(パレイドについて)順位だけじゃなく、実数でも過去最高というふうに言っていただいて。今回は私も沢山の意見を出したので、多くの人に認めてもらえて嬉しいです。今日店舗めぐりをしてたんですけど、店員さんからも売れてるよって言っていただいて。」

「今回はパレイドのポスターだけじゃなく特別に誕生日のポスターも作っていただきました。それでは、"夏川椎菜さんのお誕生日うれしいな"を始めたいと思います!」

「夏川さんのお誕生日うれしいな」ポスター

夏川椎菜さんのお誕生日うれしいな」ポスター

3rdシングル「パレイド」の話

「ジャケットのテーマは仕掛け絵本で、演劇で使う"書き割り"をイメージしています。ハリボテっぽいのが見えても良いかなって。色合いは毒っぽい感じにして下さいと伝えました。」

「最近色んな音楽を聴くようになって、ミュージックビデオなんかも参考にさせてもらってます。今回のコンセプトは"SEKAI NO OWARI"さんとか、"ニーア オートマタ"です。"ニーア オートマタ"はゲームなんですけど、それのPVがセピア色の世界観で。」


SEKAI NO OWARI「サザンカ」


NieR:Automata/ニーア オートマタ: MOVIE 119450310

「歌詞については、各々の解釈で各々の救いになればいいと思ってます。ブログに色々書きましたけど、私が作詞したわけじゃないし、これが正解ではないので。」

誕生日ならではのコーナー

「ナンといっても誕生日、と自分で言うのもどうかと思いますけど(苦笑)。誕生日ならではの企画をします。スライドカモン!」

「店舗でのリリースイベントは何回かやってますが、こういうのは初めてですね。私の半生を振り返ります。幼ナンスが見れます!」

4歳のナンス

「昔からパンダが好きだったことを証明する写真です。上野動物園に行った時の写真なんですけど、髪が短いでしょ?美容院に行った時に母の注文がうまく通じていなかったみたいで、"こけしーな"になってます。髪が短かったからか幼稚園の頃は男の子に間違われることが多くて、男の子の友達ばかりでした。周りに男の子が多いと女の子も自然と寄ってきて、ラッキーでしたね。ちなみにペンギン組でした。」

10歳のナンス

「品川水族館でアザラシのコスプレをしている写真です。この頃はおじいちゃんの家にステイすることが多かったんですけど、叔父さん叔母さんがとにかくアウトドアで、山に海にBBQにと連れ回されてました。(このインドアの私が)多摩川でBBQとかしてたんですよ!?」

14歳のナンス

ミュージックレインのオーディションのために撮った写真のうちの1枚です。演劇部で元気な子を演じるために、その役作りで"デコ出しーな"になってます。ピンクのカーディガン着てますけど、この頃はとにかくピンクが好きで、8割くらいピンクのものを使ってました。後いちごが好きで‥」

(いちごの言葉にざわつく会場)

「ざわざわしないで!後輩からはピンク先輩と呼ばれてました。最近ピンクが来てて(ハマってて)、呼びたい人はピンク先輩って呼んでも良いですよ!」

「劇団とか、映画の主役とか色んなオーディションを受けましたね。ことごとく落選で、そんな中拾ってもらったのがミュージックレインのオーディションです。実は最終審査の番号(エントリーナンバー)が1番で、しかも審査員席には先輩(スフィアの4人)がいらっしゃって、緊張しました。豊崎さんと戸松さんはニコニコされていて、寿さんと高垣さんは真剣な表情でした。歌唱審査の課題曲は"Baby Baby Love"でした。まさか本人の目の前で歌うことになるとは‥(苦笑)」

www.tomatsuharuka.com

20歳のナンス

「ここからは見たことのあるナンスだと思います。グレープフルーツムーンの時の渋谷アニメイトさんでの写真ですね。この写真の笑顔からは想像もつかないと思いますけど、ソロデビューの時は悩んでいて。2人に続いてソロデビューすることに投げやり感(惰性感)のようなものも感じていたし、TrySailで歌って踊っている時も自分のセンスの無さに辟易してたし。でも、ファンの人からはデビューを期待する声が届いていて、葛藤で毎日のように泣いてました。」

21歳のナンス

「千葉公演でソロデビューの発表をした時の写真です。めちゃくちゃ緊張してたんですが、"お知らせがあります"と言った瞬間の歓声がすごくて、みんな察してくださったんだなと、反応に救われました。確かその後gravityを歌ったんですけど、gravityは曲を頂いたときから苦手意識があって、当時はうまく歌えませんでしたね。」

ライブパート

1. Daisy Days

「gravityの話をしましたけど、Daisy Daysもダンスがすごく苦手で、うまく歌えなかったんですが、2ndシングル、3rdシングルと出していく中で、皆さんに自分の歌を認めてもらえたことで、苦手意識がなくなりました。今日はパレイドのリリースイベントではあるんですけど、今だからこそ歌えるDaisy Daysを聴いてもらって良いですか!」

デビュー当時の葛藤、苦悩を涙ながらに語った後のDaisy Days、そんなの反則じゃないですか。泣きました。そういう悩みとか、涙とかを一切隠そうとしないところが彼女の魅力だなあと改めて感じたのでした。

さて、Daisy Daysといえば、"デビュー当時の等身大の夏川椎菜の曲と"いうイメージを持っていましたが、歌い方の変化のためでしょうか、この日のDaisy Daysは22歳を迎えた今の夏川さんを表現した曲に聴こえました。
これからもその時々の、"等身大の夏川椎菜"を表現する曲であり続けてほしいと思います。

「やっと歌詞を意識しながら歌えるようになったと思います。"変わるワタシを見ていて"とか、成長できた部分とか、変わらない部分とか、今の私にぴったりだなと思って歌わせていただきました。完成形‥ではないけど、自分の歌として歌えるようになったと思います。」

2. パレイド

「続いては、そんなちょっと変われた私が、みんなの背中を押してあげる曲です。この曲をもらった当時は自分しか救えない曲だなあと思っていたんですが、ブログにも書いた通り歌っていくうちに解釈が変わってきて、みんなを救える曲だと思えるようになってから、みんなの顔を見て歌えるようになりました。それでは聴いてください。パレイド。」

座してじっくりと聴くパレイド、良かったです。歌詞の一言一言を噛みしめながら、丁寧に歌っている姿が印象的でした。

3. ラブリルブラ

「座ってるのに熱いですねみなさん!ここお水飲んでも良いんですよね」
(水を飲む夏川さん、会場の静寂を破るように)
「お水美味しい!」

「次の曲はお察しのとおりラブリルブラなんですが、いくつか盛り上げてほしいポイントがあります。何と言っても誕生日ということで!実は2番のサビ後に"ハッピーバースデー"という箇所があるんですけども、皆さんで言って頂けますか!大丈夫、私がせーの、という合図を入れます。そういう日なんです!」

初披露のラブリルブラ。ハッピーバースデーコールを上手く入れられるか不安でしたが、杞憂だったようです。縦横無尽に駆け回りながら、aikoYUKIを彷彿とさせるようなアーティスティックな振り付けで踊る夏川さんに、また新しい可能性を感じました。

「今日は皆さん本当にありがとうございました!またお会いしましょう!」

拍手喝采の中、閉幕。
本当に幸せな空間でした。これからの1年が、夏川椎菜さんにとって素敵な年になりますように。